今回の記事では、筏釣り、カセ釣りをするときの服装や装備品に関してお話をしていきます。
季節ごとのオススメスタイルや、注意したいポイントを紹介します!
季節に関係なく共通の注意したいポイント
紫外線(UV)の対策
特に気をつける部位としては、「皮膚」「眼」「頭皮」です。
夏場はもちろん、春や秋なども紫外線は意外と強いため、露出した部分は容赦なく日焼けします。冬は寒さ対策であまり露出部分は少ないので顔や手を注意したら良いかと思います。
皮膚を守る
一般的に夏場など日焼けしやすい、顔、腕、脚などはもちろんですが、意外と見落としがちになるのが首の後ろ、手の甲、足の甲です。
夏場などは半袖半ズボンなどで行きたくなる気持ちはわかりますが、そのような場合はUV加工のされているピチピチの長袖の上にTシャツを着たり、同じくUV加工されているレギンスの上から半ズボンを履くなどすると良いかと思います。
首の後ろは、タオルを巻いて奥のが私のオススメです。その他首後ろまでガードがついたハットなども出ていますね。
手の甲の日焼けに関しては、手がダンゴづくりで毎回汚れて手を洗うため、日焼け止めも洗い流されてしまいます。何か良い方法があれば私も知りたいです。。。
脚の甲の日焼けに関しては、足元はサンダルタイプのものだと足の甲部分の日焼けが意外とつらいため、長靴もしくは、濡れても良い靴が良いと思います。ダンゴで汚れることもあるため、私のオススメは長靴ですね。
眼を守る
一日釣りをしていると、海面の照り返しも相まって帰るころには眼が真っ赤になります。
そのため、紫外線でサングラスは必須だと思います。
特に、一般的なサングラスよりも紫外線や反射光を上手くカットしてくれる「偏光グラス」がオススメです。
また、私は使い捨てのコンタクトレンズを使用しているのですが、UV加工がされているものに変更したところ眼の充血が大幅に軽減されました。
頭皮を守る
頭皮の紫外線保護は、大切な髪の毛の生存率を高めるためにも重要です。
また、頭皮の日焼けは強い痒みなども引き起こすためつらいですよね。。。
対策としては、帽子の使用があります。
キャップタイプ、ハットタイプ様々な物がありますので好みで選ぶと良いかと思います。個人的には、全体をカバーでき、海風対策としてあご紐付きのハットタイプの物がよいかなと思っています。
温度調節
海上は風も陸とは異なり強く感じやすいです。特に寒い時期は体感温度としても内陸部よりもかなり寒く感じます。そのため、重ね着で脱ぎ着しやすいものが良いかと思います。
水濡れ対策
筏もそうですが、特にカセ内では足元が非常に濡れやすいです。足元の水濡れ対策は必要だと思います。また、突然の雨も海ではよくあります。カセや筏は基本的に屋根が無いことが多いため、雨の対策は必要。レインウェアであったり、防水タイプの帽子を用意するとより安心です。
ここからは季節ごとの服装を見ていきましょう
春の服装
春はまだ寒い日も多く、風も強い日が多いため体温管理は重要です。
服を脱いだり着たりできるように思っているより厚着が良いかと思います。
また6月の夏前になると梅雨の時期で雨が多くなります。雨対策もこの時期必要ですね。
頭部:帽子
装備:サングラス+ホッカイロ(春先の場合)
上衣:長袖重ね着+(春先であれば防寒上着)
下衣:レギンス+ズボンの重ね着+(春先であれば防寒ズボン)
足元:長靴(春先であれば靴下ぶ厚め、もしくは2枚重ね)
夏
夏場は日差し対策と暑さ対策が重要になってきます。
肌の露出は極力避けつつも、冷感インナーなどで風を味方につけて涼めるような工夫が必要です。
長靴は中が蒸れて暑さもあるため、この時期は汚れても良い靴などで釣りをするのも良いかもしれません。定期的に帽子を一時的に脱いだり、クーラーボックスの中の氷水を使って体温を適宜下げるなど、熱中症に気をつけましょう。
頭部:帽子
装備:サングラス+ネッククーラー
上衣:ピチピチUVカット冷感長袖インナー+半袖Tシャツ
下衣:ピチピチUVカットレギンス+半ズボン
足元:長靴 or 濡れても良い靴
秋
秋口は春同様に、朝と日中の寒暖差が強くなるため脱ぎ着しやすい服を重ねるのはポイントになります。やはり、想定よりも厚着をするイメージで服装を決めるのが良いと思います。
頭部:帽子
装備:サングラス+ホッカイロ(冬間近の場合)
上衣:長袖重ね着+(冬間近であれば防寒上着)
下衣:レギンス+ズボンの重ね着+(冬間近であれば防寒ズボン)
足元:長靴(冬間近であれば靴下ぶ厚め、もしくは2枚重ね)
冬
冬場は、着込み過ぎなくらい厚着をしたほうが良いと思います。
動き安さも大切ですが、ずっと寒いと思いながら釣りをすると楽しめませんし、なにより体力の消費が激しいです。
カイロなども上手く使ったり、練炭のレンタルなども上手く使いながら暖を取りましょう。
ダンゴを握って、手を洗うという動作が頻繁にあるため、100%手がかじかみます。手を温めるホッカイロは必須だと思います。
頭部:帽子
装備:サングラス+ネックウォーマー+ホッカイロ
上衣:3〜4枚しっかり重ね着+防寒上着
下衣:レギンス、あったかズボン+防寒ズボンを重ね着
足元:厚手の靴下重ね着+防寒タイプの長靴+足用カイロ
ここまでに出てきたオススメな服装(種類別)
帽子
帽子は防水性、防湿性、UVカット性能が特に大切な視点かと思います。
頭が濡れてくると、疲労感や強く出たり、風邪を引きやすくなってしまいます。
なので私のオススメは、それらの性能が良い「GORE-TEX」という素材を使用した帽子です。
今回はお値段は少し高めになりますがGORE-TEXの帽子をハット2つ、キャップ2つ紹介します。
ハットタイプおすすめ
①【THE NORTH FACE】 ゴアテックスハット(GORE-TEX Hat)
オススメポイントは、ゴアテックスという防風・防水・防湿性に優れた素材を使用しており、雨が降ってきても頭が濡れません。
私もコチラを使用していますが、本当に雨が浸透してこず、頭は濡れません。
また、あご紐付きで、ツバは広めで硬目のつくりになっているのもオススメポイント。
UVカット性能に関しては明記がなく、UVカット性能重視であれば次に紹介するハットも検討しても良いか。
②【マーモット】 ハット GORE-TEX(防水透湿)
こちらも同じくゴアテックスを使用したハット、ツバの広さは先程のハットより狭くなりますが、UVカット(UFP50+)という高いUVカット性能の表記があります。
キャップタイプ
【シマノ】 キャップ リミテッドプロ ゴアテックス インフィニアム キャップ
コチラは安定のSHIMANOさんです。
GORE-TEX仕様で機能性も抜群。
この色合いは格好良く、ベテラン釣り師の風格がでますね。
【ニューエラ New Era】OUTDOOR CAP 59FIFTY GORE-TEX PACLITE
コチラもGORE-TEX仕様のニューエラさんのキャップです。
ツバが広く、ストレッチ素材、UVカット機能の高い素材をそれぞれ合わせて仕様しているとのことで、機能性も良いと思います。
見た目的にも今どきでかっこいいですね。
サングラス(偏光グラス)
紫外線から眼を守りつつ、穂先の視認性を上げて釣果向上へも重要なサングラスについて紹介していきます。
また、意外と大事なのがサングラスのケースです。
沢山の荷物とともにカバンに詰め込む事が多いと思いますので、ハードケースはあると安心です。
【Coleman コールマン】 偏光サングラス CO3075-1
大手のメーカーでとにかく安く準備したい方にはコチラがオススメ。
非常にお値打ちな価格帯。
紫外線カット率は99%となっており、紫外線から眼を守る機能は十分です。
【ダイワ】 TLO 028 トゥルービュースポーツ×シルバーミラー / タレックス TALEX偏光グラス
コチラはお値段高めの良いサングラス。
偏光グラスレンズの代表的なメーカーであるタレックスのレンズを仕様した偏光グラス。
偏光グラスの各性能はレンズの良し悪しできまるため、良いものはそれなりのお値段となってしまいます。
UVカット長袖インナー
【BURTLE(バートル)】 4070 春夏用
コチラも非常にお値打ちで、FPU45%のコンプレッサーインナー
その他ワークマンなどでもお値打ちなインナーあるため、店舗で探すのも良いかもしれません。
冷感UVカット長袖インナー
接触冷感のUVカット長袖インナーは様々見てみましたが、ワークマンの物が安くて良さそうです。
首までしっかり保護するタイプがオススメです。
冷感コンプレッション 長袖ミドルネック
接触冷感仕様で、紫外線は95%以上のカット
私はこれの白を仕様していますが、セールなどタイミングが良ければ1000円程度で購入できるときもあります。
オススメです。
UVカットレギンス
UVカットラッシュレギンス
このような物で他にも良いものがあれば良いと思います
長靴
※カセや筏で釣りをする場合は、スパイク付きの物は床材を傷つけてしまうため使用しないようにしましょう。
また、カセや筏での釣りでは大きく波をかぶる事などはあまり無いため、長靴の丈としてはショート丈で十分かと思います。
ソールがフェルト素材の物などもありますが、これは岩場などで濡れた地面に対して滑りにくい素材であり、磯釣りや鮎釣りなどで使用されることが多いです。
筏やカセでオススメの長靴は、ゴム性のソール(以下の2タイプ)のものです。
・ラジアルソール
ゴム製のソールで、しっかりと凹凸面がついている一般的な長靴を想像したときのソールです。こちらは、オールラウンダーなソールです。
例としては、以下のようなソールタイプのものです。
【プロックス(PROX) 】ショートブーツラジアルソール
・デッキソール
軟らかなゴム状のソールに細かな波状の溝が入っているのが特徴。やわらかいゴム底でのグリップ力と、波状の溝による排水効果があり、濡れた船上などで力を発揮するといわれています。
例としては、以下のようなソールタイプのものです。
【SOLTOOL ソルツール】 ロングデッキブーツ
冬用長靴
冬用の温かい長靴であればどんな物でも良いと思います。
上記のようにソールにも種類がありますので、ゴムソールの中で好みのものを選んで頂いて良いと思います。
例としてはこのようなタイプの物です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
海の上は陸上とは温度感も違い、天気も不安定になりやすいです。
季節や天候にあった服装で、身体への負担が少ない状況で釣りを楽しんで下さい。
それでは。