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【初心者必見】かかり釣り(団子釣り)のダンゴ配合・水分量・刺し餌・作り方

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こんにちは。


この記事では、かかり釣り(だんご釣り、ダゴチンとも呼ばれます)をする際のダンゴの配合・1日の釣りに必要な量の目安・水分量・刺し餌の選び方・ダンゴの作り方を中心にお話ししていきます。

ダンゴは大まかに分けると「ダンゴベース」「集魚剤」「アンコ(ダンゴに一緒に握り込む撒き餌)」「刺し餌(ハリにエサを付けたもの)」が必要となります。

今回の記事では初心者の方が行いやすい市販のダンゴベースを使用して釣りを行う場合を想定してお伝えしてきます。
ベテラン釣り師でこだわる方や、費用を抑えたい方はダンゴベースから自作(米ヌカ、押し麦、砂、サナギ粉などを使って作る)する事もあります。
ダンゴの配合や考え方、材料等は釣り人によって考え方が大きく変わってきますし、色々なことが言われています。そのため、色々試してみて自分のスタイルを作っていく事が上達への近道かと思います。

だんご釣り:一日で使用するダンゴ量の目安(私の場合)

・ダンゴベース12kgを一箱半(計18kg)
・乾燥性の集魚剤一袋(約2kg)
・湿性集魚剤+アンコ+刺し餌として、冷凍オキアミブロックLLサイズ(3kg)、激荒(サナギ)一袋
合計粉系で約20kg+オキアミやサナギなどを追加して使用しています。

魚影の濃さやアタリの頻度、寄せダンゴの使用状況、深さなどでも使用量は変わるかと思いますが、私の場合はこんな感じです。

ここでは比較的オーソドックスと思われる市販のダンゴベースを使用した私のダンゴ作りを紹介していきます。

ダンゴベース

ダンゴベースの主な役割は
・まとまりの調整をすること(適度な硬さをつくる/えんまく効果)
・比重を重くして、しっかり沈むようにすること
・集魚効果

といったところだと思います。
各メーカーから出ているダンゴベースは上記のような役割を、狙う水深や、特性を分けて作られています。基本的にベースにも〇〇エキス配合、であったりキラキラと魚を集める素材が混ぜられていたりなど集魚効果は多少あるようですが、あくまで集魚剤の追加使用を想定して作られている印象を受けます。

よくあるダンゴベースとしては以下の2メーカーは有名かと思います。

マルキューさん

赤だんごチヌ
あかまる
波止ダンゴチヌ
▷マルキューさんのダンゴベースは酵母やオキアミエキス配合との事もあり魚が寄りそうな強い匂いを感じます。
▷あかまるは三重県限定ですが、それ以外は一般的な大型釣具屋さんであればこの辺りのラインナップが数種類取り揃えてあるところが多く入手し易い。
   

エサキチさん(釣具屋さん)素材工房 オリジナルだんごシリーズ

・BLUE STAGE
・RED STAGE
・YELLOW STAGE

▷このシリーズは釣具屋さん「えさきち」さんが出しているオリジナルのダンゴベースであり、12kgで980円税別という驚きのお値打ち価格設定。他のメーカーのダンゴベースと比較し圧倒的な安さ!
特徴に応じて3タイプ用意されており、
RED>BLUE>YELLOW の順で粘りが強くバラけづらいダンゴの質となっている。
目的に合わせて用意していきましょう。
▷公式が出している動画の中でも集魚剤なしでも釣果が出ており、アミエビやサナギなど湿性の集魚剤を混ぜ込むことで集魚効果がさらに高まるよう。
▷ネット販売はみかけないため、店舗での購入が必要となります。

集魚剤(湿性集魚剤/乾燥性集魚剤)

集魚剤は「ダンゴベースに混ぜ込む魚を寄せる効果のあるもの」と捉えたときには湿性の集魚剤と、乾燥している集魚剤に分けることができます。

集魚剤は魚たちを集めることが主目的で使用しますので、はじめから魚が多い場合や、餌取りが集まりすぎている場合などは、状況に応じて集魚剤を減らしたり、使用せずに釣りをすることも必要になる場合があります。

湿性集魚剤

オキアミ、アミエビ、サナギ、コーンなど水分を含んだもの、液体集魚剤など。

乾燥性集魚剤

チヌパワーを代表とする袋に入った粉タイプの粉末、サナギ粉、魚粉など基本的には上記のダンゴベースにこれら集魚剤を組み合わせて使用する方が多いです。

アンコ

アンコというのはダンゴをおにぎりに見立てた時「おにぎりの具」に当たるものです。オキアミやコーン、サナギなど基本的には刺し餌と同種類のものを入れて魚を寄せつつ、同化させながら釣っていくイメージです。刺し餌の種類によっては、別の種類を入れ魚を寄せるために使用していきます。

刺し餌

刺し餌は様々なものがありますのでそれぞれ紹介していきます。

冷凍・常温エサ

冷凍生オキアミ

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定番刺し餌。刺し方は尻尾から通して腹側から針を出す。背中はまっすぐになるように刺すことが多いが、背を丸くつけても釣れるよう。大きいものなら1つ、小さいものなら2〜3匹まとめてつけて釣る場合もある。オキアミサイズは好みもあるかと思いますが、個人的にはL〜LLサイズをよく使用しています。LLサイズを使用する際は3号以上の針を使用し、Lサイズであればそれ以下の針を使用するイメージで針のサイズに合わせて使用しています。
私としては「刺し餌用」でなくとも、解凍しているなかで形の良いものを刺し餌として使用しています。ブロックの冷凍オキアミは、刺し餌として使用する他、ダンゴに混ぜ込んだり、アンコとして使用もでき比較的経済的なため、毎回の釣行に持っていっています。
釣れる魚はクロダイ、マダイ、アジ、カワハギなどなど種類は豊富。 

サナギ

刺し方は、頭側もしくはお尻側から針を入れ、途中の腹側や横っ腹から針を出す。刺したあと頭の先をちぎると、中の体液が外に出やすくなり集魚効果が高まるという話もある。
細かな決まった付け方はないため、なんとなくで付けてOK。
1匹で付けても良いがこれも2〜3匹まとめて付けてもよい。
上記画像の「激荒」はオキアミブロック同様に、形の良いものを刺し餌として使用したり、ダンゴに混ぜ込んだり、アンコとしても使用できるためとても使い勝手が良く経済的。
冷凍のため、解凍しなければ長期保存できる点も愛用のポイント。
なんとコーンも中に入っているため、私は別でコーンは持っていかず、激荒の中のコーンを、刺し餌用のコーンとして使用しています。
主な釣り物はクロダイ。

コーン

刺し方は、針の大きさに合わせて3〜5個のコーンを連なるように刺す。私は激荒の中に入っているものを使用している。
主な釣り物はクロダイ。

加工エサ

加工オキアミ

使用方法などは冷凍生オキアミと同様。
加工オキアミのほうが、一つひとつしっかりしているため餌持ちは良いよう。
私はほとんどの場合、冷凍オキアミブロックから刺し餌を使用しているため、あまり使用機会はありませんでした。
 

ボイルオキアミ

ボイルオキアミは生と比較して身がしっかりしているため、餌取りに強いとされている。
色もボイルは白っぽいため、魚からの視認性がよくなるとも言われる。
私としては、基本は生オキアミを使用し、エサ取りが多い場合などにボイルへローテーションしていくイメージで考えています。

練りエサ

針を包み込むように、針に刺したあと整形する。養殖筏ではエサとして練り餌が撒かれている所も多いため、養殖筏のそばでかかり釣りをする際は、この練り餌も釣果が期待できるよう。
釣れる魚は、クロダイ、マダイ、アジ、シマアジなどこちらも多岐に渡る。

活エサ

虫エサ(イソメ、マムシなど)

虫エサは万能で釣れる魚種も多い。頭からチョン掛けをする

ボケ、カメジャコ

これらを使う際は5号以上の大きめな針を使用し、お尻から針を入れ、
体半分以降から針を出すようにする。クロダイ、マダイなどが主な釣りもの。
※写真のものは冷凍カメジャコになります。

シラサエビ

シラサエビは針が深く刺さると弱ってしまうため、お腹の方までは刺さないように
注意する。お尻の先から針を入れすぐにお腹側に出す用に刺す。
もしくは、尻尾の先に背側から腹側に向けてチョン掛けにするようにする。
活きたシラサエビを使用する場合は後述する水分量が多めの「ベチャベチャダンゴ」が使用しやすいよう。通常ダンゴでも軽めに握れば4〜5分は元気に使用できるよう。
釣れる魚は、クロダイ、マダイ、カワハギ、アジ、シマアジ、スズキ、ヒラメなどこちらも多岐に渡る。

私個人的にオススメな刺し餌 2種類

釣れる魚種も豊富で、エサの量と値段のバランス的にも私一番のオススメは「冷凍オキアミ」で
筏釣り・かかり釣りではもちろんクロダイが本命ではありますが、他の魚(マダイ、アジ、カワハギ等)もオキアミでは狙うことができます。
逆に、サナギ、コーンなどはクロダイしかあまり食べてこないため、他の魚は釣れにくくなります。

エサを違う種類に変更した途端魚が食ってくることもよくあります。
そのため目先を変えるためにも、少しは刺し餌をローテーションさせられると釣果がかわってきます。

私のオススメとしては、
冷凍オキアミ
サナギ(激荒) 

の2つを持参することです。

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この2種類を持っていけば、オキアミ→サナギ→コーンを刺し餌としてローテーションすることができ、アンコや集魚剤としても活用できるため経済的にもオススメです。

それぞれの刺しエサの付け方はコチラの「楽しいちぬ釣り」さんの動画がわかりやすかったため参考にさせて頂きました。リンクを貼らせていただきます↓↓↓

ここからは、ようやくダンゴの作り方についてお話をしていきます。

ダンゴの作り方の手順と作る際の注意点

①ダンゴベースと集魚剤を混ぜる

桶やバッカンにダンゴベースを入れ、集魚剤を入れ水を入れる前にそれらが均一に混ざるように混ぜる。

②水を入れさらに混ぜる

水を入れ、さらに混ぜる。うまく均一に水を行き渡らせるコツとしては、入れる水すべてを一度に入れず、ある程度水を入れたら一度しっかり混ぜ、また水を入れてしっかり混ぜるといったように行う点です。

③寄せダンゴを握る(刺し餌なし)

実際握ってみて、硬さを確認。好みの硬さにできたら、釣座を作る用にはじめに投げ入れる3〜4個ダンゴ(アンコ有りでも無しでも可)を握る。釣座を作るための寄せダンゴは簡単にバラけないほうが良いためかなりしっかり目に握る。握ったらとりあえず、潮の流れをみながら自分が釣りをする場所へ投げ込んでおく。

④刺し餌入りのダンゴを握る

次に刺し餌入りのダンゴを握る。こちらのダンゴは過度にカチカチに握りすぎると、ダンゴが割れず釣りにならない。そのため、魚のダンゴをつつく状況にもよるが、着底後30秒前後で割れるくらいを目標に硬さを調整する。アンコを入れると、バラけやすくなるため、そのあたりも調整しながら握る。

理想のダンゴ像

●狙いたいタナ(メインは海底)まである程度の大きさをキープしてちゃんとダンゴが届く
▷着底までにダンゴが小さくなりすぎるとえんまく効果が減少し、魚が寄らなくなってしまうため

●着底後30秒程度で割れ、刺し餌がでてくる
▷なかなか割れないと手返しが悪くなる/割るために糸を引っ張ったりする必要が出てくるため


ダンゴの握り方は様々なことが言われますが、という2点に関しては共通する考え方だと思います。
それを踏まえた上で
・パサパサ目のダンゴを回数しっかり握る派
・水分多めのダンゴを少なめ回数で握る派
という2つの考え方や、実際の握り方について見ていきましょう。

パサパサ目のダンゴを回数しっかり握る派(パサパサ団子)

コチラの代表は、かかり釣り界のレジェンドである「山本太郎」さんです。
大切にしている考え方は
『しっかり底まで送ることを想定しつつ、バラケの良さを大切にしている』
という点かと思います。

実際のダンゴの作り方としては、
・1mにつき1回握る
をベースとして考え、実際釣りをしながらすぐ割れるようなら握り回数を2回増やすなど、握りの回数で硬さ調整をしていくイメージ。

コチラのSHIMANO公式サイトにて山本太郎さんが、ダンゴの配合例なども提示しながらコラムを書かれているため、必要な方は見てみてください。
山本太郎直伝 黒鯛かかり釣り入門 ダンゴのつくり方(SHIMANO公式)

山本太郎流 ダンゴ水分量 例①

具体的な水分量に関しては、波止ダンゴチヌ(3kg)を2袋+チヌパワー(1.2kg)を1袋
合計7.2kの粉に対して370ml程度の海水を入れて混ぜる
▷山本太郎さんの表現としては「缶コーヒーのショート缶(185ml程度)2杯分程度の海水」
との事であり、かなりパサパサ目のイメージ。

山本太郎流 ダンゴ水分量 例②

別のところでの記事としましては、
あかまる1箱(13kg)」「大チヌスペシャル」1袋(4.5kg)、「メガミックスチヌ」1袋(2.2kg)、「速戦爆寄せダンゴ」(全4kgのうち2kg使用)0.5袋
に対して、海水は入れずに混ぜて握っていくとお話されている。

「あかまる」はもともと水なしで握れるという商品ではあるが、集魚剤も多く入っており、個人的な感覚としてはかなりパサパサレベルの水分量に感じるが、これでしっかり握れればバラけは最高に違いない。

水分多めのダンゴを少なめ回数で握る派(ベチャベチャ団子)

ベチャベチャ団子の良い点としては、ダンゴを握るのに力がいらない。
生き餌(シラサエビや虫エサ)との相性が良い。シラサエビはしっかり握ろうとすると、エビも弱りますし、手にエビの棘が刺さっていたいです。

あとは、片手ですぐダンゴが作れるので、釣り中に追いダンゴ(寄せ餌)がし易い。

ベチャベチャ団子に関しては、上記のダンゴベースで紹介した素材工房 オリジナルダンゴシリーズを出している<えさきちさん>公式You Tube「えさきち TV E Tube」さんで作り方の紹介がありましたのでリンクも貼らせていただきます。(ちなみにパサパサ団子、通常ダンゴについても水分量目安も紹介されています)

動画のなかでは「BLUE STAGE」「RED STAGE」「YELLOW STAGE」それぞれの特徴や、目安の水分量などのお話がありました。

BLUE STAGE を使用してベチャベチャ団子を作る

ベチャベチャダンゴを作る際には、BLUE STAGE12kgに対して、海水約5000ccをいれるようです。
目安としては、
・混ぜたダンゴのもとを上からペシペシと手のひらで叩いたときに「タプン、タプン」となる程度
・片手でダンゴのもとを握った時に、指の間からポタポタと水分が落ちてくる程度
とのことです。

ちなみに、
・BLUE STAGEでの通常ダンゴは、BLUE STAGE12kgに対して海水約1800cc
・BLUE STAGEでのパサパサ団子は、BLUE STAGE12kgに対して海水約1000cc
が目安となるとの事です!

まとめ

ここまでダンゴベース、集魚剤、アンコ、刺し餌について
また、ダンゴの作り方(パサパサ団子とベチャベチャ団子)についてお話してきました。

ダンゴづくりにも色々な考え方があり、どれを選ぶか難しいですよね。。。

<理想のだんご>

①ある程度大きさをキープしたまま狙いのタナまで届く(メインは海底)
 →着底までにダンゴが小さくなりすぎると、
  えんまく効果が減少し、魚が寄らなくなってしまう

②着底後30秒程度で割れ、刺し餌がでてくる
 →なかなか割れないと手返しが悪くなる
 →割るために糸を引っ張ったりする必要が出てくる

<パサパサ団子>

・バラケの良さがある
・握る回数でバラケ方を
 調節しやすい
・握るのに力が必要




<ベチャベチャ団子>

・握るのに力が必要ない
・撒き餌用は片手で握れる
 ため早い
・シラサエビなど生き餌
 との相性が良い
・バラけ方の細かな調整は
 しにくい


使用する刺し餌やアンコにもよりますが、これらを目安に自分にあった自分流のダンゴを研究して釣果に繋げていきたいですね。

おすすめの作り方などありましたら是非教えてくださいね!

それではまた。

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